不眠症の鍼灸|施術の流れと通院ペースを正直にお伝えする当院の考え方

病院での治療とは別の選択肢として「不眠症の鍼灸治療」で検索し、この記事にたどり着いた方が少なくありません。眠れない夜が続くと、次第に「何が原因か分からない」不安が積み重なっていきます。
結論からお伝えします。当院(HARI CHOCOMINT)は、鍼灸院として不眠のご相談を承っていますが、医師のように診断や治療を行う立場ではありません。当院で行うのは、良導絡(りょうどうらく)という測定で自律神経の状態を数値化し、その結果をあなたと一緒に見てから施術方針をご相談する、という順番です。ブランドの核は「見える化してから、施術する」。効果を約束するのではなく、この透明性そのものを当院のご提供内容としてお伝えしています。
本記事では、不眠症の位置づけ、鍼灸院ができること・できないこと、初回から数回分の流れ、通院ペースと料金の目安、施術後の注意点までを、順に整理しました。読み終えるころには、ご自身に合う相談先かどうかを判断するための材料が揃っているはずです。
INDEX≡目次
- 1不眠症とは|医療の場で扱われる4類型と、鍼灸院にできること
- ►入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠感の欠如という4つのタイプに分けられる
- ►ICD-11では「不眠障害」として、日中の支障が続く場合に位置づけられる
- ►鍼灸院が担うのは、医師の診断ではなく「眠れない身体の状態を整える」補完的な役割
- 2「鍼灸治療」という検索語と、医師の治療・当院の施術のちがい
- ►検索習慣として「鍼灸治療」は定着している言葉──医師の治療と区別し当院では「施術」と表現する
- ►「診断」「治療」は医師の役割──鍼灸院がこの言葉を名乗らない理由(あはき法・広告ガイドライン)
- ►医師の治療と、鍼灸院の施術は並行できる──どちらか一方を選ぶ話ではない
- 3不眠症で最初に相談すべきは医療機関|鍼灸との使い分け
- ►医師の診断は医療機関の役割──睡眠外来・心療内科・呼吸器内科での対応範囲
- ►医療機関で受けられる主な対応(薬物療法・認知行動療法・持続陽圧呼吸療法)
- ►医師の治療を受けている方が鍼灸院に併用で来られるときに、当院で確認していること
- 4良導絡測定で自律神経を数値化する|施術方針を組み立てる出発点
- ►良導絡は1950年に中谷義雄博士が発見した測定法──皮膚の電流から状態を推定
- ►手首・足首の24点を測って交感神経/副交感神経のバランスを可視化する
- ►「医師の診断ではなく測定」という線引き──当院で毎回必ずお伝えしている理由
- 5YNSA頭鍼と身体への施術|使う鍼の太さと刺激量の実際
- ►YNSAは1973年に宮崎の山元敏勝医師が発表した頭鍼療法──国際YNSA学会が現存する
- ►使用する鍼は0.14〜0.25mm前後で、注射針のような筒状ではなく髪の毛ほどの細さ
- ►刺激量は「その日の測定結果」に合わせて調整する──強く刺せば効くわけではない
- 6初回から2〜3回目までの流れ|1回ごとに何を確認していくか
- ►初回:カウンセリング → 良導絡測定 → 数値の確認 → 頭鍼・身体への施術 → 再測定
- ►2〜3回目:前回からの体感の変化と数値の推移を照らし合わせて方針を再調整
- ►「変化が感じられない場合」も含めて、続けるかどうかをご一緒に判断する時間を取る
- 7通院ペース・回数・料金の目安|自費のみで運営している理由
- ►通院ペースの目安:初期は週1回前後、状態が落ち着いてきたら間隔をあける進め方
- ►1回の枠は90分(カウンセリング・測定・施術・再測定・振り返りを含む)
- ►料金は事実提示のみ──1回90分・18,000円〜/回数プランあり。詳細はメニュー・料金へ
- 8施術後に起こりうる反応と、当日のご注意
- ►起こりうるもの:内出血(アザ)、施術後のだるさ・眠気、軽い痛み
- ►施術当日に控えたいこと(激しい運動・長時間の入浴・大量の飲酒)
- ►施術を見合わせるケース(発熱時・妊娠初期の一部・皮膚の感染・ペースメーカー装着)
- 9不眠症の鍼灸に関するよくあるご質問
- ►どのくらいで眠りの変化を感じるものですか?
- ►睡眠薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
- ►保険は使えますか?(当院が自費のみで運営している理由)
- ►「不眠症の鍼灸治療」と検索してこられました。医師の治療とは何が違いますか?
不眠症とは|医療の場で扱われる4類型と、鍼灸院にできること
不眠症は、寝つけない・途中で目が覚める・早朝に目が覚める・熟眠感が得られない、といった睡眠のトラブルが続き、日中の生活に支障が出ている状態を指します。医学的にはWHOのICD-11(国際疾病分類)で「不眠障害」として分類されており、まずはこの前提を確認したうえで、鍼灸院が担える範囲を整理していきます。
入眠困難
布団に入ってから寝つくまでに30分以上かかる状態が続く。
中途覚醒
眠りには入るが、夜中に何度も目が覚めて眠りが浅い。
早朝覚醒
予定より2時間以上早く目が覚め、そのまま二度寝ができない。
熟眠感の欠如
時間としては眠れているのに、朝すっきりせず疲れが残る。
入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠感の欠如という4つのタイプに分けられる
不眠には代表的な4タイプがあります。夜、布団に入っても寝つくまで長くかかる「入眠困難」。眠りには入るものの、途中で何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」。予定より早く目が覚めて二度寝ができない「早朝覚醒」。時間としては眠れているのに、朝すっきりしない「熟眠感の欠如」の4つです。
ご自身の眠れなさがどのタイプに当てはまるのかを言葉にしてみると、次に相談すべき相手が見えてきやすくなります。当院でも、初回のカウンセリングで「この1週間、どのタイプの眠れなさが多かったか」をまずお伺いしています。
ICD-11では「不眠障害」として、日中の支障が続く場合に位置づけられる
WHO(世界保健機関)の国際疾病分類ICD-11では、眠れない状態が週に複数回・数か月続き、日中の生活の質に支障が出ている場合に「不眠障害」として位置づけられます。逆にいえば、日中に大きな支障が出ていない一時的な眠れなさは、この分類には入りません。
一時的な不眠か、続いている不眠かの見立ては、鍼灸院ではなく医療機関の医師の役割です。当院はあくまで、身体の状態を測って施術で整える、補完的な立ち位置になります。
鍼灸院が担うのは、医師の診断ではなく「眠れない身体の状態を整える」補完的な役割
原因となる疾患を特定する「診断」や、その疾患に対する「治療」は医師の役割で、鍼灸院が代わりに行うことはできません。当院がお引き受けできるのは、自律神経のバランスや身体のこわばりといった、いま生じている状態を整えるための施術です。
このため、記事の中では鍼灸院で行える範囲と、医師のもとで受ける必要のある範囲を、はっきり分けてお伝えしていきます。境界線を曖昧にしたままご利用いただいても、ご期待とのズレが生まれるだけだからです。
当院のこと
「測ってから施術する」当院の進め方
HARI CHOCOMINT では、良導絡で自律神経の状態を数値で確かめてから、その日の施術を組み立てます。どんな方法を使い、料金はどのくらいか。まずは読んで確かめてみてください。
「鍼灸治療」という検索語と、医師の治療・当院の施術のちがい
検索では「不眠症 鍼灸治療」という言葉がよく使われます。ただ、診断や治療は医師の役割で、鍼灸師が行うことはできません。厚生労働省の「あはき・柔整広告ガイドライン」(令和7年2月18日)でも、医療と紛らわしい表記は避けるよう示されました。医師でなければ行えない「治療」と区別し、当院では「治療」ではなく「施術」、医師が行う「診断」ではなく「測定」という言葉を選んでいる、というのが当院の方針です。
検索習慣として「鍼灸治療」は定着している言葉──医師の治療と区別し当院では「施術」と表現する
「鍼灸治療」という呼び方は、医師の治療と切り分けなくても、検索の場でも会話の場でも、すでに広く定着している呼び方です。私たち施術者側も、日常の言葉としてなじみのある表現であることは、私たちも承知しております。ただ、当院のサイトや記事の中では、あえて「治療」ではなく「施術」という言葉を使うようにしました。医師でなければ「治療」を行えない、という前提を踏まえた選択です。
その理由は次のH3で整理します。ここで大切にしたいのは、「鍼灸治療」と検索してくださった方に、医師の治療との対比を押しつけたいわけではない、という点です。当院がなぜ言葉を選び直しているのか、その背景を共有したうえで、あなた自身が納得できる呼び方を選んでいただければと考えるからです。
「診断」「治療」は医師の役割──鍼灸院がこの言葉を名乗らない理由(あはき法・広告ガイドライン)
日本の医療制度では、病気の原因を特定する「診断」と、疾患を治す「治療」は、医師の役割として法律で位置づけられました。鍼灸師は、はり・きゅうの国家資格を持つ施術者ですが、医師ではありません。あはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律)と、厚生労働省の広告ガイドラインは、この線引きを守るよう示しました。
そのため、鍼灸院が「診断します」「治療します」と名乗ることは、医師の役割と紛らわしい表現に映りかねません。当院では、代わりに「測定します」「施術します」という言葉を使い、行っている行為の実際に合わせて表現を選ぶかたちを取りました。この選び方は、遠慮ではなく誠実さの表現だと受け止めております。
医師の治療と、鍼灸院の施術は並行できる──どちらか一方を選ぶ話ではない
「鍼灸を受けるなら、病院の治療はやめないといけないのですか」というご質問をいただく機会が少なくありません。答えはいいえです。医師の治療と、鍼灸院での施術は並行して受けていただいて構いません。むしろ、医師のもとで診断を受け、必要な治療を続けながら、身体を整える補完的な役割として鍼灸を組み合わせる方が、少なくありません。
薬の変更や中止は、必ず処方した医師にご相談ください。当院では、現在服用されているお薬や通院状況を初回にお伺いし、施術内容と刺激量をその状態に合わせて調整するかたちです。
不眠症で最初に相談すべきは医療機関|鍼灸との使い分け
不眠に似た症状の裏には、別の疾患が隠れていることがあります。まずは医療機関で受診し、器質的な原因や治療対象の疾患がないかを確認するのが順序です。当院でも初回のカウンセリング時に、「病院で相談されたことはありますか」を必ず確認するかたちで進めております。
医師の診断は医療機関の役割──睡眠外来・心療内科・呼吸器内科での対応範囲
不眠症で最初に受診すべき先は、内容によって分かれます。睡眠に特化して相談したい場合は睡眠外来。気分の落ち込みや不安が背景にある場合は心療内科や精神科。いびきや日中の強い眠気があり、無呼吸が疑われる場合は呼吸器内科の受診が候補になります。
医師の診断でしか分からないことは少なくありません。甲状腺機能亢進症、うつ病、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、服薬中のお薬の影響など、鍼灸で身体を整えるだけでは対応できない原因が背景に潜む例が現実にあります。ここは医療機関の医師にご相談いただく領域です。
医療機関で受けられる主な対応(薬物療法・認知行動療法・持続陽圧呼吸療法)
医療機関で受けられる主な対応には、睡眠薬などの薬物療法、不眠障害の認知行動療法(CBT-I)、睡眠時無呼吸症候群に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)などがあります。いずれも、原因や重症度に応じて医師が選び取る手立てです。
当院に相談される方の中には、「まず医師に相談したうえで、薬に頼りきらない選択肢も探したい」という順序でいらっしゃる方が少なくありません。医療機関との使い分けがあってこその、鍼灸の役割だと受け止めております。
医師の治療を受けている方が鍼灸院に併用で来られるときに、当院で確認していること
すでに医療機関で治療を受けていらっしゃる方がご利用される場合、当院では初回に次の3つを必ず伺うようにしております。ひとつめは、現在通っている医療機関と診療科。ふたつめは、服用中のお薬の種類とタイミング。みっつめは、医師から鍼灸併用について何か指示や制限があるかどうか、です。
「医師に相談していいのだろうか」と迷われる方も多いのですが、鍼灸との併用について医師にご確認いただくのは、決してお手数ではありません。医師にとっても、患者さんの通院状況を把握しておくことは、医師の治療計画の一部でもあります。当院からお伝えする、というかたちで受診の際にご相談いただければ十分です。
良導絡測定で自律神経を数値化する|施術方針を組み立てる出発点
不眠の相談で最も難しいのは、「眠れなさ」という主観を扱うことです。当院では、施術に入る前に必ず良導絡(りょうどうらく)という測定を行い、自律神経のバランスを数値でお見せしてから施術方針をご相談します。「見える化してから、施術する」という順番を、毎回そのまま守っています。
東洋医学の経穴と重なる24箇所を順番に測ります。所要は5〜10分ほど。
感覚として痛みや刺激はありません。皮膚に触れる程度の電流です。
通電量の差から、その日の身体の反応の傾向が数値として現れます。
グラフをあなたと一緒に見ながら、施術方針をご相談します。
良導絡は1950年に中谷義雄博士が発見した測定法──皮膚の電流から状態を推定
良導絡は、1950年に京都大学の中谷義雄博士が発見・体系化した測定法です。皮膚の一部に、他の部位より電流が通りやすい点があることに気づいたところから始まりました。中谷博士がその点を体系的に整理したところ、東洋医学の経絡・経穴(けいらく・けいけつ/いわゆるツボ)と重なる位置に多く現れることが分かり、「良導絡」として理論化されました。
現在も日本良導絡自律神経学会が研究を続けており、当院で使用しているのは、この理論に基づいて標準化された測定機器を用いております。詳しい測定の仕組みや、他の自律神経測定方法との違いは、自律神経の測定方法5つと選び方の記事で整理しました。
手首・足首の24点を測って交感神経/副交感神経のバランスを可視化する
測定そのものは、痛みも刺激もありません。手首と足首の合計24点に順にセンサーを当て、ごく微弱な電流を流して各点の通電量を記録します。全24点の測定は、慣れれば5〜10分程度で終わります。
測定結果は、24点の通電量のグラフと、交感神経/副交感神経のバランスを示す数値としてその場に表示されます。当院ではこのグラフをあなたと一緒に見ながら、いま身体で起きていることを言葉にしていきます。「見せずに施術する」進め方は、当院では取りません。
「医師の診断ではなく測定」という線引き──当院で毎回必ずお伝えしている理由
グラフを見ていただくと、「これは何かの病気ですか」と質問をいただくことがあります。ここも大切な線引きです。良導絡はあくまで測定であり、医師の診断ではありません。特定の病気を見立てる目的では使いません。
当院がお伝えできるのは、「いま自律神経のバランスがこの方向に傾いておりますね」という状態の説明までです。そこから先の、疾患としての位置づけは医師の診断の領域になる、という線引きです。当院ではこの線を、毎回口頭で必ずお伝えするかたちを取りました。
ご相談だけでも
自分の場合はどうなのか、気になったら
症状や体質、通えるペースは一人ひとり違います。「鍼が向いているのか」「何回くらいを考えればよいか」など、施術者の Masae に LINE で気軽にご相談ください。予約をしなくても大丈夫です。
LINEで相談する施術中は返信が遅れることがあります。
YNSA頭鍼と身体への施術|使う鍼の太さと刺激量の実際
当院の鍼施術の柱は、良導絡での測定と、YNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture・山元式新頭鍼療法)という頭部への鍼を組み合わせることです。「痛いのでは」というご不安には、期待させる書き方ではなく、実際の鍼の太さと感触を正直にお伝えしています。
YNSAは1973年に宮崎の山元敏勝医師が発表した頭鍼療法──国際YNSA学会が現存する
YNSAは、1973年に宮崎の山元敏勝医師が発表した頭鍼療法です。頭部の反応点を用いて全身の不調に働きかけるという考え方で、国際YNSA学会(国際YNSA協会)が今も研究と普及を続けています。Masaeもこの学会に所属し、頭鍼の学びを重ねてまいりました。
YNSA自体は、鍼灸師だけでなく医師も学ぶ療法として、国内外に広がりました。当院での位置づけは、良導絡による測定結果に基づいて、頭部の反応点を選び、細鍼で施術する、というものです。頭鍼そのものの詳しい仕組みは、頭鍼とは|YNSAと良導絡の記事で整理しました。
使用する鍼は0.14〜0.25mm前後で、注射針のような筒状ではなく髪の毛ほどの細さ
鍼が「痛そう」と感じられる大きな理由は、注射針をイメージするからです。ここは正直にお伝えしたい点で、当院で使用する鍼は0.14〜0.25mm前後の太さで、注射針のような筒状の構造ではありません。髪の毛1本の太さが約0.08mmですので、それに近い細さと考えていただいて構いません。
チクッとする瞬間があることは事実です。「痛くありません」と期待させることは、当院はいたしません。ただし、その瞬間の感触と注射針の刺入感は、まったく異なるものです。鍼の痛みについての当院の考え方は、鍼は痛いのか|0.25mmの実際の記事で詳しくお伝えしています。
刺激量は「その日の測定結果」に合わせて調整する──強く刺せば効くわけではない
鍼の刺激は、強ければ強いほど良い、というものではありません。当院では、その日の良導絡測定の結果に応じて、鍼の本数・刺入の深さ・置鍼(刺したまま置く)時間を調整しています。交感神経が強く優位に振れている日と、そうでない日とでは、選ぶ刺激量が変わります。
「測って、選ぶ」というひと手間があるからこそ、その日の身体に合わない刺激を避けられます。この調整プロセスも含めて、当院の施術としてご提供している内容です。
初回から2〜3回目までの流れ|1回ごとに何を確認していくか
「何をされるのか分からない」という不安を減らすため、初回から数回分の流れをそのまま公開しています。回数や結果を保証する話ではなく、当院で毎回どんな順番で進めているかの記録です。
初回:カウンセリング → 良導絡測定 → 数値の確認 → 頭鍼・身体への施術 → 再測定
ご予約の前に、30分の無料カウンセリング(Zoom または電話)でお話を伺います。そのうえで、初回の施術当日は90分の枠で、次の順番で進みます。まずカウンセリングで、現在の睡眠の状態、これまでの経緯、通院中の医療機関やお薬の有無を伺います。次に良導絡での測定を行い、その場でグラフをご一緒に確認します。
その結果に基づいて、頭鍼(YNSA)と身体への施術方針を決め、実際の施術に進みます。施術後にもう一度再測定を行い、施術前後で数値がどう動いたか、体感がどう変わったかを一緒に振り返ります。ここまでで、はじめて1回の施術が完結します。
2〜3回目:前回からの体感の変化と数値の推移を照らし合わせて方針を再調整
2回目・3回目の施術当日は、前回からのあいだの睡眠の変化と、測定数値の推移を照らし合わせます。「寝つきは少し楽になったが、中途覚醒は変わらない」といった細かな体感の言語化が、次の方針を決める材料となります。
毎回、施術内容を完全に固定するわけではありません。数値と体感の両方を見ながら、鍼を刺す部位・本数・置鍼時間を、その日の身体に合わせて調整していきます。良導絡による自律神経の見立てそのものは、自律神経失調症と鍼灸の記事でも解説しています。
「変化が感じられない場合」も含めて、続けるかどうかをご一緒に判断する時間を取る
数回受けても思うような変化が感じられないときは、その事実を隠さずお伝えする、という方針です。当院では、続けるかどうかを一方的に決めることはありません。数値の推移、体感の変化、通院の負担、費用などを踏まえて、続けるか、いったん間隔をあけるか、別の相談先を検討するかを、ご一緒に判断する時間を必ず取ります。
「効かないから来なくていい」でも「効くまで通うべき」でもなく、そのときのあなたにとって合う選択肢を一緒に探す、という関わり方を大切にしています。
通院ペース・回数・料金の目安|自費のみで運営している理由
通う頻度・回数の目安と、当院の料金体系を事実として整理しました。金額の安さを強調する立場ではありません。内容と時間、そして経済的なやり取りの透明性を保つために、自費のみで運営しています。
| 時期 | 通院ペースの目安 | 体感・数値の見立ての目安 |
|---|---|---|
| 初期(1〜4回目) | 週1回前後 | 身体の反応の傾向を見る。細かな変化を言葉にし始める段階。 |
| 安定期(5回目以降) | 2週に1回 | 寝つき・中途覚醒などの体感と、測定数値の両方の変化を照らし合わせる。 |
| メンテナンス期 | 月1回前後 | 状態の維持と、季節の変わり目などの調整を目的にご利用いただく。 |
通院ペースの目安:初期は週1回前後、状態が落ち着いてきたら間隔をあける進め方
通院ペースは、状態によって差はありますが、初期は週1回前後を目安にお勧めしています。自律神経のバランスや眠りの状態が少しずつ落ち着いてきたら、2週に1回、月1回と間隔をあけていきます。
「何回で終わりますか」というご質問には、当院からは回数の保証はできません。良導絡の数値の推移と、あなた自身の体感の両方を見ながら、そのつどご一緒に判断するかたちを取っています。
1回の枠は90分(カウンセリング・測定・施術・再測定・振り返りを含む)
当院の1回の枠は、90分です。この中に、カウンセリング、良導絡測定、頭鍼・身体への施術、施術後の再測定、振り返りまでを含みます。施術だけを短時間で行うスタイルではないのは、測って→見せて→説明してから施術する、という順番を毎回きちんと守るためです。
ご自宅・職場へうかがうか、レンタルサロンでお迎えする完全1対1の施術ですので、ほかの方と顔を合わせることはありません。
料金は事実提示のみ──1回90分・18,000円〜/回数プランあり。詳細はメニュー・料金へ
料金は、事実としてのみお伝えします。1回90分(良導絡測定・説明・アフターケア込み)のご料金は18,000円〜(税込・近隣エリア・ご自宅への出張の場合)です。お伺いするエリアや、ご自宅・職場への出張かレンタルサロンかによって料金が異なります(23区内の交通費込み)。継続してご利用いただく方向けに、近隣エリア(足立・荒川・葛飾・墨田・北)限定で回数プランもご用意しています。
回数プランにご興味のある方には、期間・回数・中途解約や返金の可否について、初回に必ず口頭でご説明する、という進め方です。詳細はメニュー・料金ページをご確認ください。金額の安さを強調する立場ではなく、内容に見合う枠を確保するための料金として、正直にご案内しております。
施術後に起こりうる反応と、当日のご注意
鍼灸には、内出血・だるさ(瞑眩:めんげん)・稀な出血や感染などのリスクがあります。「必ず起こる」ものではありませんが、あらかじめ知っておいていただく方が、安心して施術を受けていただけます。
当日は控えていただきたいこと
- 激しい運動
- 長時間の入浴(シャワー可)
- 大量の飲酒
施術を見合わせるケース
- 発熱があるとき
- 皮膚に感染や強い炎症があるとき
- ペースメーカーを装着されている場合(電気鍼使用時)
- 妊娠初期でお身体の状態に不安があるとき
起こりうるもの:内出血(アザ)、施術後のだるさ・眠気、軽い痛み
鍼を刺入した際に、まれに毛細血管に触れて小さな内出血(アザ)が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で自然に吸収されます。また、施術後にだるさや眠気を感じる方もいらっしゃいます。これは瞑眩(めんげん)と呼ばれる反応で、身体の状態が動いた際に一時的に現れることがあります。
痛みについては、鍼が皮膚を通過するときに軽くチクッと感じる瞬間があることは事実です。「痛くありません」と期待させる書き方はいたしません。強い痛みが続くようであれば、その場で必ず教えてください。
施術当日に控えたいこと(激しい運動・長時間の入浴・大量の飲酒)
施術当日は、身体が施術後の反応を整えている最中です。激しい運動、長時間の入浴、大量の飲酒は当日は控えていただくようお伝えしています。シャワー程度であれば問題ありません。
「なぜ避けるのか」の理由もお伝えしています。血流の急激な変化や、身体への負担が重なると、施術後のだるさが強く出ることがあるためです。翌日以降は、通常の生活で問題ありません。
施術を見合わせるケース(発熱時・妊娠初期の一部・皮膚の感染・ペースメーカー装着)
安全のため、当院で施術を見合わせる場合があります。発熱があるとき、皮膚に感染や強い炎症があるとき、ペースメーカーを装着されているとき(電気鍼を使用する場合)、妊娠初期でお身体の状態に不安があるときなどです。
該当される可能性がある方は、ご予約前にLINE・お電話でお知らせいただけますと、判断がしやすくなります。持病や通院中の病気がある方も、事前にお伝えいただいたほうが、安心してご利用いただけます。
初回は無料カウンセリングから
まずは30分、お話をうかがいます
Zoom またはお電話で、今のお悩みとご希望をうかがい、施術の組み立てと通うペースをご提案します。その場でお決めいただかなくて構いません。
東京23区へ出張/レンタルサロン 9:00〜21:00・年中無休
不眠症の鍼灸に関するよくあるご質問
初めて相談される方から特に多いご質問をまとめました。当院でその場でお答えしている内容を、そのまま掲載しています。
Q. どのくらいで眠りの変化を感じるものですか?
Q. 睡眠薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
Q. 保険は使えますか?
Q. 他院との違いは何ですか?
どのくらいで眠りの変化を感じるものですか?
個人差が大きく、当院で回数や結果を保証することはできません。目安として、良導絡の数値の変化と、ご本人の体感(寝つき・中途覚醒・朝の目覚め)の両方をご一緒に確認しながら方針を見直していきます。
まずは数回受けていただき、身体の反応の傾向を見るところから始めるかたちが多く取られております。数回受けても変化が感じられない場合の対応についても、正直にお伝えしています。
睡眠薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
薬の中止・変更は、必ず処方した医師にご相談ください。当院では、現在の服薬状況をお伺いしたうえで、施術の内容と刺激量を調整します。医師の治療を続けながら、身体を整える補完的な役割として鍼灸をご利用いただく方は少なくありません。
「鍼灸に通うなら薬を減らさないと」と自己判断で断薬することは、かえって身体に負担がかかるおそれがあります。あくまで医師の判断のもとで、続けながらの併用が現実的です。
保険は使えますか?(当院が自費のみで運営している理由)
当院は自費のみで運営しています。良導絡測定、YNSA頭鍼、カウンセリング、再測定と振り返りを含む90分の枠を確保するため、また、経済的なやり取りを含めた透明性を保つためです。料金は事実として一覧でご案内していますので、メニュー・料金ページをご確認ください。
一部の症状で医師の同意書が得られる場合の保険適用制度も存在しますが、当院では現在、その運用は行っていません。運用形態そのものが、当院の「見える化してから、施術する」順番と噛み合わないためです。
「不眠症の鍼灸治療」と検索してこられました。医師の治療とは何が違いますか?
まず、鍼灸は医師が行う診療の代わりにはなり得ません。そのため当院では、医師が行う「治療」と区別して「施術」という言葉を使っています。そのうえで当院の順番はシンプルで、良導絡で自律神経の状態を数値でお見せしてから、施術方針をご相談する、というものです。
効果を約束する立場ではなく、「見える化してから、施術する」という透明性そのものを、当院のご提供内容としてお伝えしています。もし気になることがあれば、公式LINEからお気軽にご相談ください。ご利用前に、ご不安を減らしていただくためのご質問だけでも問題ありません。